「黒子」のような会社
鎌田工業の事業の強みは、何といっても大手ゼネコンの鹿島建設さまとの太いパイプがあることです。
関係性の歴史は会社設立前、先代が鹿島建設さまから「鎌田班」として施工管理を請け負ったところから始まるので、60年以上になります。
当社は鹿島建設さまを始めとした大手ゼネコン会社の直請けとして、大規模建築の建築とび土工専門工事を束ねる施工管理業務を執り行っております。
目立たないけど大切・目立たないけど必要とされている=黒子のような存在。この役割を全うすることが使命だと考えています。
長きにわたり、関係性を築けたのはなぜか。これは一朝一夕で積み上げられるものではなく、時代ごとに多くの社員が人と人のつながりを大切にし続け、会社としての信頼を積み上げてくれた結果にほかなりません。つまりこれから先の5年・10年先がどうなるかは、今現在のおこないによる結果です。
今現在の行動をしっかり見つめて、未来につなげていきたいと考えています。
鎌田工業は会社設立から今期56期を迎えます。長く事業を続けてこられたのは、こうした人と人のつながりを大切にしてきたからです。
元請け会社・協力会社と当社、そして各社で働く社員たちと鎌田工業の社員たちとのつながりは、これから先も大切にしていきます。
社員への想い
最近は世の中に「生産性」という言葉が溢れています。とにかく「生産性を上げる」という会社や仕事が増えてしまっていますが、
私たちの会社にあてはめると、「社員の生産性をあげること=社員が一つの仕事を完遂した後、また別の仕事を頂いた」ということになります。
一人の社員がこれをできるようになる為には相当な時間がかかることなので、私たちは「社員の生産性を上げる」という言葉をほとんど使いません。
大規模工事ともなれば、一つの確認漏れや間違いが重大な事故につながり、その責任は大きく、一人の社員ではとても抱えきれるものではありません。
間違いがあってはいけない仕事だからこそ、時間をかけてゆっくり成長してもらう必要があると考えています。